大里支部

大里支部紹介

 2024年(令和6年)7月前半にお札が変わります。一万円、五千円、千円の三券種が改刷されます。この中の一万円札の肖像は、渋沢栄一が描かれています。
生涯において約500もの企業の設立などに関わった「近代日本経済の父」といわれ、実業界で活躍した渋沢栄一。裏面には、「赤レンガ駅舎」として親しまれた歴史的建造物(重要文化財)の東京駅(丸ノ内駅舎)が描かれています。
 デザインの他に高精細すき入れ、3Ⅾホログラムなど8つの偽造防止技術や識別マークの形状及び配置変更や額面文字の大型化などとユニバーサルデザインも取り入れられています。
 2年前の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、3年前の大河ドラマ「青天を衝け」で大いに盛り上がった大里支部、そして、今年は新一万円札の肖像画により、一層盛り上がっています。
 我が郷土の偉人を、手に取ってじっくり味わってみてください。
 

令和5年度

支部総会及び講演会
 5月にコロナウィルス感染の感染症法が定める感染症2類から5類に引き下げられ、季節性インフルエンザと同じになったこともあり、5月25日(木)熊谷市文化創造館さくらめいと(月のホール)に於いて、埼玉県弘済会副会長浅賀康夫様、埼玉県北部地域振興センター所長清水匠様のご臨席をいただき、総会が開催されました。
 総会では、前年度の決算報告、事業報告及び今年度の予算説明、事業説明等が行われ、会員の皆様のご賛同をいただきました。

 総会の後は、「健康の源 お酢について」と題し、元キューピー醸造株式会社研究所長中村訓男氏を講師に迎え、講演会が行われました。
 お酢は、紀元前5,000年のバビロニアの記録にもあり、お酒と同じくらい古い調味料で、日本には、応神天皇(369~404年)の頃に中国から渡来した。
 お酢の種類には、醸造酢と合成酢があり、醸造酢には、穀物酢や果実酢などがある。
 お酢の造り方は、穀物や果実を原料にお酒を造り、酢酸菌により発酵させて造る。
 お酢の利用方法と機能としては、調味効果、調理性、殺菌、静菌健康機能などがあり、お酢の健康機能には、ミネラル吸収アップ、血圧上昇の抑制、内臓脂肪の低下、血中総コレステロール値の低下や血糖値の抑制などがある。
 全体を通じ、興味深い講演でした。会員の方々は、身近に感じる内容で、熱心に聴講されていました。



○研修部会
○施設見学会
 11月2日(木)晩秋の北関東を訪ねる旅と称し、わたらせ渓谷鉄道沿線(122号沿い)の草木ダム、足尾銅山及び宝徳寺を訪ねました。
7時30分地方庁舎を出発し、草木ダムには、9時30分に到着しました。
草木ダムは、1976年に完成した重力式コンクリートの多目的(洪水調整、灌漑用、水道用、発電用等)ダムです。
ダム管理職員の案内でダムの下部までエレベーターで100m。
降り立ったところから、のけぞるように見上げた景色は圧巻でした。

 ここから、30分で足尾市に入り、足尾銅山観光に到着。
 トロッコ電車で出発し、坑道内で下車して徒歩で見学。
 江戸、明治、大正、昭和まで、手掘りの様子から、機械化された坑内作業の移り変わりが展示されていました。
 400年にわたり堀り開いた坑道の総延長は、1,234㎞に達し、日本一の長さとなっています。
明治10年、当時経営不振が続いていた足尾銅山を古河市兵衛が購入し、陸奥宗光の協力や渋沢栄一の資金援助を受けて、開発や近代化を図り、日本の鉱山王と呼ばれました。
 渋沢栄一は、ここにも登場します。
 明治34年、田中正造が鉱毒問題で明治天皇に直訴した事もあり、昭和48年2月28日閉山となりました。その後、輸入鉱石による精錬が続けられましたが、昭和63年に鉱石による銅生産の歴史は幕を閉じました。現在、足尾市は、銅精錬により失われた山の緑を取り戻そうと、国を挙げて植栽事業に取り組んでいます。

 この後、黒保根の道の駅で休憩し、昼食は、わたらせ渓谷鉄道の神戸駅構内にある列車レストランで「ヤマト豚弁当」をいただきました。
 
 次は、「床もみじ」で名が知られている桐生市の禅寺の臨済宗宝徳寺。
 紅葉の絶景までには少し早かったが、床に映る別世界を十分味わうことができました。
 地方庁舎には、17時に無事到着しました。
 参加者は、25人でした。

 



○生涯学習部会
1.グラウンド・ゴルフ同好会
 グラウンド・ゴルフ同好会は、多くの会員の参加のもと、和気あいあいの中で支部大会を含め年7回程度開催しています。
 グラウンド・ゴルフは、1982年に国の生涯スポーツ推進事業の一つとして、鳥取県泊村(現:湯梨浜町)の教育委員会が中心となって開発されたもので、今年で41年が経ちます。
「いつでも」「どこでも」「だれでも」できる楽しいスポーツで、ゲームの特性がすべて備わっています。


2.ゴルフ同好会
 ゴルフ同好会のコンペは、大麻生ゴルフ場と上里ゴルフ場を交互に、8月、12月、1月、2月を除く、年8回開催しています。
 10月20日(金)に大麻生ゴルフ場において、「第13回大里支部ゴルフコンペ」が開催されました。
 秋晴れの風もなく絶好のゴルフ日和でした。このコンペは、大里支部ゴルフ同好会が幹事役となり、参加募集を行い、会員相互の親睦を図っています。中でも、最高年齢の大島常次さんは、91歳にもかかわらずクラブに振られることなく元気にプレーしています。まさに、鉄人です。
 現在の会員数は33人、平均年齢は70半ばとなりますが、毎回20人を超える皆さんが参加され、楽しくプレーしています。

 

 

 

3.野菜講習会
 野菜講習会は、春(4月)と夏(8月)に開催されます。
コロナウィルス感染防止対策として、全員がマスクを着用して行いました。
 

 【春の講習会
 4月6日(木)に農林公園研修室にて、新井守講師により、春先に播種する大根、カブ、定植するブロッコリーやキャベツ、ウエハット、レタス等の春野菜について、畑の準備、光や温度、土壌分析、pH、輪作期間などの栽培環境などを、テキストを交え講習が行われました。
 講習会終了後は、分け葱、蔓日日草が配布されました。
 参加者は、22人でした。

 


 【夏の講習会
 8月3目(木)に農林振興センターにて、新井守講師により、秋口に播種する大根、カブ、定植するブロッコリーやキャベツ、ウエハット、レタス等の秋野菜用のノウハウや畑の準備、光や温度、土壌水分、pHや輪作期間などの栽培環境などについて講習が行われました。
 講習会終了後は、「寄居町在来の分け葱」、「帰山千両」の苗及びカボチャの種の配布がありました。
 講習会は、コロナ対策に配慮しながら、1時間程度で終了しました。
                                           参加者は、22人でした。

 

4.楽しい歌声
 10月5日(木)熊谷市緑化センター
「歌声ありえる」を主宰し、幅広い音楽活動をしている東京音楽大学出身の福島房代先生に講師をお願いて再開しました。
 参加者に昭和・平成の歌謡曲・唱歌・フォークソングなどから、曲を選んで頂き、先生のキーボードの演奏に合わせて歌いました。
「若者たち」「この広い野原いっぱい」「古城」「瀬戸の花嫁」「学生時代」など多くのリクエストがありました。
 よく知っている曲、うろ覚えの曲もありましたが、楽しく元気に歌うことができました。先生のトークも楽しく時間を過ごすことができました。
 皆様お誘いの上、多くの方々に参加をお願いします。
 参加者は、13人でした。

○ボランティア事業部会
1.赤い羽根共同募金事業
 新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことから従来の方式に戻りました。
 熊谷駅、深谷駅ともに10月2日(月)に行いました。
 熊谷駅は南口改札で6時30分から概ね2時間程度、8人で1時間毎の2回に分けて募金活動を行いました。
 各家庭での募金も併せて実施されていることから募金金額は多くはありませんが、1,000円札を寄付された方もおり、昨年よりも好調でした。

深谷駅は6時30分から30分程度行いました。7人が2か所に分かれて募金活動を行いました。
熊谷駅同様、昨年より好調のようでした。
従来の方式に戻ったため、人間味を感じることの出来る募金活動になりました。





2.
彩華園(特別養護老人ホーム)掛け布団カバー交換事業
 この事業は2人1組で利用者の布団カバーを交換する活動で、毎月の第2土曜日の午後1時30分より1時間程度で行っています。
 新型コロナの影響により中止していましたが、6月10日(土)から再開しました。
 このボランティア事業は歴史と伝統のあるもので、県の「緑寿園」時代から長年続けられています。
 しかし、参加していただける方が高齢化しており、皆様のご協力をお願いします。


3.熊谷スポーツ文化公園における花壇の管理事業
 補助陸上競技場東側の歩道沿いに様々な団体の花壇があります。その中の花壇「弘済会」にて行っています。
【春の植付け】
 6月8日(木)に三色のポーチュラカの苗を植付けました。
 その後、毎月2回の除草等の管理作業を行っています。

【秋の植付け】
  11月9日(木)に三色のパンジーの苗を植え付けました。
 晩秋の温かい日に恵まれ、家族も含めて、19人の皆様が集まり、1時間ほどで植え付け作業が終了しました。
 歩道沿及び周辺は、各団体の花壇が並び、例年ネモフィラ、菜花、パンジーなど様々な色彩の花が咲き、公園の見どころとなっています。一度訪れてはいかがですか。
 その後の管理は12月から毎月1回、9時から実施する予定です。